便の臭い&腐敗臭の関係性

 

腐敗は生物の死んだ組織や排出物など、窒素を含んだ有機化合物が枯草菌群やクロストリジウム菌・シュードモナス菌といった腐敗性細菌(以下、腐敗菌と略します)によって不完全分解されることで起こります。

その際に硫化水素などの悪臭を発生させます。

 

腐敗菌は、水分が豊富で湿度が20~40度の環境を好んで増殖します。

蒸し暑い夏に生ごみが腐敗しやすいのは、腐敗菌が大好きな環境だからです。

 

 

私たちの身体でも腐敗は起こっています。

腐敗物には腐敗臭という強烈な悪臭が伴うため、悪臭が増幅する原因になります。

大腸に滞留した便が腐敗すると、便臭に腐敗臭が加わるため強烈な悪臭を放ちます。

腐敗臭のほとんどは腸で作られるんです!

(ここ大きなポイントです。)

 

通常、私たちの腸内の温度は36~37度に保たれています。

水分も豊富な腸内は、腐敗菌が増殖するために絶好の環境と言えます。

便秘の人の便臭が強烈なのは、まさに便が腐敗している証拠です。

 

腐敗菌によって発生する悪臭物質として

アンモニア

ニトロソアミンなどの揮発性アミン

硫化水素

インドール

スカトール

 

腐敗菌によって作られた悪臭物質は、便やおならと一緒に排泄されますが、一部は大腸の腸壁から吸収されて血液に入っていきます。

血液によって全身に運ばれた悪臭物質は、全身の至る所から悪臭を放つようになります。

 

【おじいちゃんやおばあちゃんの身体が臭い!】

【お父さんやお母さんが入った後のトイレが臭い!】

と言われてる人の加齢臭は、腐敗臭を伴った【複合悪臭】です。

入浴や洗顔で体を清潔に保っても加齢臭の問題が解決できないと悩んでる方は、腸内環境の悪化によって生まれる複合悪臭を疑ってください。

腐敗臭の存在は、加齢臭を増幅させてしまうだけではありません。

悪臭物質が全身の臓器や器官に届くと、機能の低下につながります。

例えば、腐敗によって作られる悪臭物質のアミン類は発がん性物質として知られ、硫化水素は全身の酸素を大量に消費してしまう、厄介な物質です。

人間の身体を植物に例えると、腸は根にあたります。

私たちの腸は、食べ物からとった栄養素のみならず、腐敗によって作られてた悪臭物質も吸収してしまいます。

根が腐っていると植物が大きく育たないように、腸内環境が悪化しているとビタミンやミネラルなどの大切な栄養素を吸収することが出来なくなってしまうのです。

 

少しでも皆さまのお悩み解決にお役に立てれたら幸いです♪

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